和紙継ぎ紙作家
紙彩流 山下純一郎

人生放浪記
読めば作家がわかる


小さい頃から、絵を描く職業になりたくて、たまたま入ったのが19歳で
飛び込んだのが着物デザインの世界でした。男が着物デザインなどと
少し照れくさくもあった時代ですが、やってみると意外と面白く、
すぐにのめり込み25歳で独立して次々にヒット図案を生み出して
東京でも一番多くのデザイナーを育てるまでになりました。
そのころ興味をもっていた和紙の継ぎ紙と着物図案を合体して
別の角度から絵画として広め、着物の世界をアピールしてみようと
各地で着物と絵画作品の展示会を開催しました。
京都の書道家 樋口華玄さんの書を入れる事で格調のある現代の
継ぎ紙「紙彩流墨」作品へ、作家活動へと動き始めました。
10年前に神奈川県相模原市藤野の山里に工房を開き、
「紙彩流」山下純一郎として活動を始めてすぐ、お雛様の屏風に
継ぎ紙を装飾して大ヒットとなり、絵画も装飾額装作品として画廊で
販売、ヒット作品となりました。
人それぞれの人生が、一つの物語になると言われていますが、
私も多くの人に助けられて物語を創る歳となりました。
東京オリンピックも日本の和風アートを世界に向けて発進する
良いチャンスと考えています。


色や質の違う和紙を「ちぎり」「やぶる」して貼り合せます
  

細かい部分はピンセットを使い貼り合せます


プロフィール

1947年 埼玉県生まれ
 62年 (有)ヤマデザインルーム設立    
76年 フランス パリにて グループ展   
78年 銀座 ゆふきや画廊にて 作品展   
84年 写真家 秋山庄太郎の着物デザイン
   84年 9代目 松本幸四郎着物 花吹雪デザイン
89年 京都北山 京額サロンにて紙彩流墨展
 90年 銀座 松屋デパートにて 創作きもの展 
    *  ロサンゼルス 日米文化会館にて紙彩流墨展
     *  女優 ジュデイオング ブランド着物デザイン
 *  東京 目黒雅叙園 オリジナル打掛製作
  92年 銀座 松屋デパートにて 山下 純一郎 個展
   96年 東京ドーム 世界らん展 美術工芸部門 出品
2000年 きもの三松より「男の着物」発表  
*  恵比寿 三越にて紙彩流展展示販売
   04年 神奈川県藤野町の山里に工房紙の匠を開く
     05年 「彩」汐留店 和紙による壁面と紙彩石の設置
   06年 和紙継ぎ紙による紙彩流「ひな屏風」発表
 07年 新宿 小田急デパートにて紙彩流展 
   12年  東京ドーム 世界らん展美術工芸部門出品
 13年 モナコ .日本芸術祭 2013  出品  
    14年 パリ マドレーヌ寺院 祈りの美術展 出品
      *  東京、三番町倶楽部にて作家活動40周年記念展
         *  東京、自由ヶ丘 サロン「風雅」 店内和紙和紙装飾
    16年 山梨学院大学 和紙ア−ト ワークショップ
       *  上海 三越にて紙彩流 作品展&ワークショップ
   17年 東京国際フォーラム、イベントブース展示
  18年 東京 丸善丸の内本店ギャラリー 個展

主な作品収蔵

徳川美術館 目黒雅叙園  サンパウロ日本領事館
シンガポール日本大使館 等





着物デザイナー時代を含め職業柄色々な方ともお付き合いがあります。

  

デヴィスカルノさんとは水彩画や花器を購入して頂いたりと長いお付き合いです 
ジュデイオングさんは彼女のブランド着物のデザインをお手伝いして彼女も版画創作
するので、絵画仲間でもあります
仁科さんは画廊のオーナーの案内で工房に作品取材を兼ねて遊びに来てくれました



三木武夫総理大臣夫人 三木睦子きものデザイン

デザインした着物図案





お雛様の屏風

継ぎ紙作家として始めて量産型の作品を制作したのが雛屏風でした
大変好評で業界に和紙ブームが起きて、和紙の屏風が出回りすぎ、
3年ほどでブームが去ってしまいますた。






   


  

今後も、継ぎ紙 発展の為に活動を続けて行きます


工房の案内図

電車---中央線高尾駅より2駅 藤野駅下車タクシー15分
高速道路---中央高速道路 相模湖藤野IC下車---25分